2018年4月17日より、かつて10代女の子の間で大ヒットとなり、
後に映画も公開される程の人気となった「花より男子」が新しくなって帰ってきました。
前回が2005年の作品ですから、もう13年も前になります。
そして今回の「花のち晴れ~Next Season~」は、あれから10年後の世界。
時代の変化と共に、登場人物のキャラクターの違いも大きく変わっています。
そんな「どう変わっているのか」をまとめて行きたいと思います。
目次
F4からC5って何?どうしてメンバーが増えて女の子がいるの?
「花より男子」の時は、英徳学園を私物化したかのように振る舞っていたのは道明寺司率いる4人組のF4。
この「F」とは「花の4人組」のことで、道明寺グループの御曹司、
道明寺司が栄徳学園の幼稚部にいた時からずっと一緒に過ごして来た仲間です。
その私物化しやりたい放題のいじめ方は、誰かをターゲットにして靴入れに赤い札を貼り、
その学生を辞めるまで追い込むやり方です。
ですが、
その理由という理由は特になく、根拠もなくただ気に入らなかったというだけでその標的にされます。
その理由も彼らの退屈な時間を過ごすためのただの暇つぶし。
彼ら4人に共通することは、幼少期からの徹底した帝王学を学ぶことで、
学校の授業などには全く必要もないということです。
そのため花沢類は、いつも外階段で本を読んでいたりと、ただ時間をつぶしています。
一方、今回の「C5」は、「コレクト5」つまり選ばれた者だけの集まりという形になっています。
しかも女の子まで入っている。
その部分でも時代の変化を感じます。
その昔なら「女なんか」という具合に男子は男子、女子は女子というかたまりで過ごしていた学校生活が、
あらゆる世間の変化で、そのジェンダーの境が低くなっているようです。
だから10年前なら入れるはずもなかったC5に女の子が入っている設定になっています。
赤札から退学届けを突きつけるのは?
F4に一度でも目をつけられれば、もう英徳にはいられません。
そしてだれからも相手にされずに去っていきます。
それが今回は、C5の平 海斗 ( 濱田龍臣)がタブレットを片手に、
その学生の状況を調べ上げそこから退学へと持ち込む展開です。
しかもその理由が「寄付金を払わない貧乏人」という名目です。
これまでの英徳なら寄付金を払わない生徒もまず存在しなかっただろうし、
そのことでターゲットになることもまずありえないことです。
それを学園のトップに君臨するC5が率先している理由とは何でしょう。
それは、また「花より男子」の世界にさかのぼります。
かつての栄光ある英徳はF4が退学を強いた多数の生徒によって評判がガタ落ちし、
しかも桃乃園学院という英徳とは、全く違う最先端の学校運営を武器とする学校が現れたことによって、
志望者数が激減していきます。
このままでは、英徳の未来がなくなると危惧して立ち上がったのがC5ということになります。
ですが、そのC5もどう立て直すかという点ではやはりまだまだ未熟です。
結局は、寄付金を出していない生徒をつるし上げることだけしかできないままで、
流れが桃乃園学院へと変わりつつありました。
話の展開がC5VSというより神楽木晴(平野紫耀)VS馳天馬(中川大志)
道明寺司は率いるF4は、いつかは、こういう普通の世界にいることができない、
親と同じようにトップとしての責任を果たさなければならないと覚悟をもって生きている姿が映されています。
それが今回のC5では、そういった気持ちの上での決意のようなもの背負いきれていない、
そんなところが今の世代の若者の姿を表現しているようです。
特に神楽木晴のヘタレっぷりは、特徴的です。
財力、執事、仲間も道明寺司と物質的な条件で言えば、ほとんど変わりのない設定です。
それが、今世代となると、一人では何もできない。
ヘタレ。
火星の石やドリンクなど何かに頼らなければ生きていけないような弱々しい面が目立ちます。
そうした中で、家の事業が倒産し、それでも頑張る音に接して変化していくことになるのです。
一方、馳天馬(中川大志)の方も同時にいつも冷静沈着な彼から変化していくことは間違いありません。
その中で二人を変えるのが江戸川音です。
この三角関係がメインになるのであれば、C5の関係の濃さは、
その周りを取り巻く者たちということになります。
今回、C5として仲間になっている唯一の女の子が、2回目でのワンピースのやりとりがあったので、
ここから江戸川音が窮地に立ち始めることとなるのは、想像つきます。
そのあたりではC5の登場も多くなるでしょうね。
気になる視聴率
まだ2回までの放送ですから、ここでドラマがあたっているかということにはなりません。
ですが視聴率をみると4月17日7.4%、4月24日7.9%というように、7%台くらいのようです。
テレビ全盛期、ドラマ全盛期ならこの数字は、かなり低いと感じるかもしれません。
ですが、テレビもドラマも全体的に10%未満でも特に不思議ではない今の時代です。
しかもストーリーが学園ものということで見る年代もかなり限られます。
このくらいのままでドラマが続いて行けば、まあまあの線ではないでしょうか。
さらに一回目のストーリーに道明寺司(松本潤)がはっきりとした映像ではありませんが、
2つの場面で登場しています。
そうなると、もしかしたら他のF4も登場するのでは?という期待も込められます。
そんな意味で若干の数値が上がったのではないでしょうか?
まとめ
まだ、2回までの放映なのでこの先には、あらたにわかってくることがたくさん展開されていきます。
今の時点でも馳天馬の継母が、少々なにか「含み」を持っている感じです。
そして平野紫耀くんは、今回ジャニーズからのデビューですし、ドラマも未経験です。
その彼がどんな風にカッコイイC5のリーダーになっていくのか楽しみですね。
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