高嶺の花ドラマ7話 追い込み切れないももの葛藤と静けさ【高嶺の花ネタバレ】

前回、飛び込んできた吉池に手を取られ、

 

そのままチャペルを後にする時にももが見たのは、

 

ぷーさんが自分を見て微笑む姿でした。

 

ぷーさんにとっては、覚悟の上の結婚式ですが、

 

そのことに気づいていなかったのは、ももの方です。

 

このぷーさんの微笑みが

 

ぷーさんの人間性のすべてを物語っているかのような最後でした。

 

今回は、嵐の前の静けさともいえる、

 

その数々の下地が生まれた週となりました。

 

そのあたりをお話します。

 

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ウエディングドレスの黒いリボン

 

教会でのウエディングドレスと言えば、もちろん白です。

 

それをももがわざわざ黒のベルトを着用していたのには、

 

おそらくこれからぷーさんに対する仕打ちの

 

懺悔の意味も含まれていたのではないでしょうか。

 

ももは、ぷーさんが、全ての事情を知りながらも後押しするかのように

 

わざわざ「見世物」になったことに気が付いていません。

 

ただ、振り向きざまに見たぷーさんの微笑みが、

 

勘の鋭いももにも最終的に理解する展開になっています。

 

そしてももは華道家として生まれ変われるのか?

 

ぷーさんに包み込まれるようなほんのひと時を送り、

 

そのやさしさで満たされつつも

 

自分の立場ではどうすることもできないももです。

 

ももは、自分が全ての罪を背負うことで、

 

華道家としての人生を貫くことを覚悟します。

 

ですが、全てを捨て去ったはずのももには、

 

それでもまだ「もう一人」の自分が見えないままです。

 

それには、行動面での自分から何もかも捨て去ることはできても、

 

心の中の全てはぬぐいされないものが渦巻いていたからでした。

 

宇都宮龍一とルリ子の関係が明らかに

 

最初に手を組みたいと宇都宮龍一(千葉雄大)に近づいたのは、

 

家元の妻ルリ子です。

 

その理由は、何が何でも時期家元に我が娘のななが継ぐべく

 

裏工作をしようとしていたことに始まります。

 

それがいつしか男女の関係となり、ここまで続いてきました。

 

しかし、その一方で母娘ゆえなのか、

 

ななの方も宇都宮龍一に好意を持ち始めてしまいます。

 

そして野心のために近づいた月島流ですが、

 

龍一もひそかにななにも好意を抱き始めています。

 

ですが、そのことが許されるわけもなく、ななは壊れます。

 

ただ、前々から気が付いていた家元が、

 

そのことに目をつぶっていたことにも理由はありました。

 

家元になるためには、あらゆる感情を肌で感じ、

 

その苦しみから這い上がって来たものだけが家元となれる存在です。

 

ななには、そんな人の汚い部分を知らずに

 

人を強く憎むことなく育ってきました。

 

普通の女の子であるなら、それでもいい。

 

しかし家元は、いつかは長女である月島ももを蹴落として

 

家元になることを望んでいます。

 

そしてななに足りないその感情を

 

いつかわからせる時を待っていました。

 

なので、ルリ子が龍一と密会していることにも目をつぶり、

 

ななが覚醒するのを待っていたということになります。

 

ななに接する時の家元は、ももとは全く違います。

 

これまで家元になるためという名目を掲げ、

 

厳しく接してきた家元の中にも本当の娘ではないももへの

 

憎しみや嫉妬が渦巻いていました。

 

それをそのままにして家元の段階まで押し上げておいて、

 

最後にななに勝たせる、

 

それが家元の本心ではないでしょうか。

 

自転車少年と看護師

 

頭に腫瘍があり、そう長く生きることのできないイルカさんが、とうとう倒れます。

 

慌てた自転車少年が必死の思いで幹線道路にでて、車を止めます。

 

その時の自転車少年が初めて見せた涙や、勇気は、

 

中学校でいじめにあっていた

 

かなしい時期の自転車少年の姿ではありません。

 

本気でイルカさんを助けようと必死で、

 

しかも自分の持てる精一杯の勇気が溢れています。

 

これまで何かに強い気持ちで向き合て来なかった自転車少年が、

 

イルカさんとの出会いの中で人間的に

 

さらに成長してきている証拠です。

 

しかも最初の頃のぼてっとした顔立ちから

 

しっかりとした顔立ちにも変わって来ています。

 

自分のためにではなく、誰かのために必死になることで

 

人間らしい気持ちが戻りつつあります。

 

そうして病院から自転車に乗った自転車少年が今度は、

 

どこに向かうのか、楽しみです。

 

宇都宮龍一の出生の秘密とななの覚醒

 

ももが宇都宮龍一は、京都の華道家なのではという言葉が前回ありました。

 

その通り宇都宮龍一は神宮司流の家の人間でした。

 

ですが、本妻の子供ではなく、愛人の子ということで、

 

神宮司家から冷遇されて育った青年のようです。

 

それによってどうしても頂点に立ちたい、そんな野心が生まれ

 

東京にきて斬新なスタイルの宇都宮流として

 

パフォーマンスを繰り広げていました。

 

ですがこれまでと同じく、花を生けることができない。

 

それが意味することは、

 

龍一の澄んだ心が存在しないということです。

 

野心や妬み、恨み、は感情という感情は、

 

かならず持っているべきもの。

 

でも龍一の持っているそういった感情に

 

迷いや曇りがあるために「もう一人」の自分が見えない。

 

そんなところです。

 

本当の憎しみや嫉妬などの負の感情は、

 

それ自体がクリアなものです。

 

だから今のももにも迷いを打ち消せていないのです。

 

そして自分がいるため「もう一人」の自分が見えずにいます。

 

ぷーさんの新しい出会いとももとの別れ

 

ぷーさんは、自分が本当に愛したももに

 

最後に微笑んでしまいます。

 

あの場面で、怒りを表していれば

 

ももは、その罪悪感を胸に抱き

 

華道家への道に戻れるはずでした。

 

それができない。

 

なぜならぷーさんがももの心に「種」を蒔いてしまったからです。

 

「種」とは、きっぱりと別れるために行った結婚式で、

 

それができなくなるような、引っ張られる感情を

 

ももに植えつけてしまったということ。

 

ももは、忘れようとしても結婚式を思い出すと、

 

かならずぷーさんを思い出してしまう。

 

そのことが最終的にももの心にどう花を咲かせるかです。

 

最後に

 

今回は、来週からの波乱の下地作りともいうべく、

 

いろいろな方向性を出したストーリーでした。

 

ももが結婚式以来、黒いワンピースしか着ないのも

 

自分に対する戒めを表しているようです。

 

龍一を含めみんな哀しい過去を背負って生きている登場人物は、

 

どうやってこれから進んで行くのでしょうか?

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